樹脂には非常に多くの種類がありますが、大きく分けると熱可塑性と熱硬化性の2つにわけることが出来ます。
・熱可塑性樹脂・・・加熱すると軟化し、更に加熱すると溶けて流動性を示す
更に温度を上げ加熱を続けると熱分解を起こす。
熱分解をしない範囲で加熱すると、軟化・流動し、冷やすと元に戻る
身近なモノで例えると、チョコレートが熱可塑性樹脂と言えます
・熱硬化性樹脂・・・加熱すると流動性を示し、更に加熱を続けると硬化する。
更に温度を上げて加熱を続けると、硬化したまま熱分解する。
熱分解しない範囲で加熱しても、一旦硬化してしまうと2度と
元の状態に戻らない
身近なモノで例えると生卵が熱硬化性樹脂と言えます
したがって、熱可塑性樹脂は成形品を粉砕して、再生材として利用できますが熱硬化性樹脂は成形品を粉砕しても再生材として利用することが出来ません。
しかしながら、最近ではリサイクルの関係で充填材の一部として利用したり、固形燃料として利用される場合があります。
▶プラスチックの機械的性質
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