ポーラスとは「多孔質」という意味で内部に多くの穴(気孔)を含み、通気性を有した構造のことを言います。身近なモノだとスポンジや軽石もポーラス構造と言えます。
金属3Dプリンターではレーザー条件を意図的に調整してポーラス構造を有する造形物を作成することが出来ます。しかし、半溶融状態を作り出すための造形条件が複雑で制御が難しいのがネックでした。
弊社では導入当初からの経験と知見からレーザー条件における「レーザーピッチ」と
「レーザー送り速度」がポーラス構造を制御するのに重要であることがわかってきました
レーザーピッチを小さく、またレーザー送り速度を遅くすることでポーラスの表面穴の均一化が望めることが分かりました。
ポーラス構造の微細化/均一化はガス抜き効率のアップだけでなく外観も良くなるので
量産金型用の入れ子部品へ多く採用されております。
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