構造解析により応力集中箇所が判明した場合、対策としてリブを追加することで
応力集中を分散させようとします。
しかし、リブの追加は必ずしも応力を分散させる作用があるとは限りません。
例えば、L字モデルで応力集中箇所に対して三角リブを追加して応力を分散させようとしたところ
リブを追加した境界に応力集中してしまい、対策前よりも応力ピーク値が上がってしまっています。これは、追加した三角リブの設定が不適切であることがいえます。
こちらは、三角リブの大きさを見直した結果になります。最大応力のピーク値が下げることが出来ました。
不適切な形状の付加は逆に応力を集中させる因子となる場合があります。
しかしそれらは拘束条件や製品形状によって予測を難しくさせています。
製品設計を行う際はCAEによる構造解析も同時並行で進めないと設計を効率化することは難しいと言えます。
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すいません。
そのリブの応力値は特異点をひろってるだけだと思います。
現に、リブと柱の交点付近のメッシュは、かなりゆがんでいるかと思います。
応力評価に不適切な箇所だと感じます。