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エジェクタブロックによる突出し

射出成形金型には成形が完了した際に金型内から製品を取り出すために突出し機構があります。一般的にはピンを使って突出しを行いますが成形品が大型の場合、薄肉の場合、離型抵抗が大きい製品形状の場合などは突出しの跡が製品に残ってしまう場合があります。

そのため、これらの場合、一般的なピンではなく、製品形状の一部を加工したブロック形状で突出しを行うことが多いです。(エジェクタブロック)

ピンよりも広い面積で製品を突き出せるので跡が残りにくい、離型抵抗の大きい製品も突き出しやすいといったメリットがありますが半面、製造・加工・調整にコストがかかります。

エジェクタブロックのジョイント方法は、ねじ込み式とノックピン式の2種類あります。

製品形状にもよりますが1型に120個も使う場合もあります。


~関連記事~


➡金型表面粗さと離型抵抗の関係・・・こちら

➡イエプコ処理について・・・こちら

量産金型への適用例・・・こちら

➡ホットランナーバルブゲートについて・・・こちら

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