射出成形に使う金型は通常、金属の板を切削加工して製作しています。
金属を切削するわけですから、金型が大きいほど時間がかかります。
故に、製作する際には切削加工効率を考えて工具や切削条件などを考えます。
切削加工効率とは例えば1分当たりどれだけ工具で切削したかを測る指標ですが
これは主に切り屑排出量で評価しています。
1分あたりの切り屑排出が少なければ効率が悪く、多ければ効率が良いといえます。
切り屑排出量は以下の式で算出することができます。
この式からも分かるように、工具の回転数を上げても加工効率には影響しません。
ただし、送り速度を上げただけでは1刃あたりの送り量が変わるので破損の原因になります。故に、工具の回転数も同時に上げておきます。
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