金型における切削加工効率は単位時間当たりの切り屑排出量で評価しています。
切り屑排出量を増やすには機械の送り速度と工具の回転数を上げればよいのですが
勿論限界値というものは存在しており、限界値を超えた条件設定は工具や機械を破損する原因になります。
破損が発生する要因として工具に加わる負荷をコントロールできていないことが挙げられます。
例えば上記のようなコーナー加工の場合、F2~F3のエリアに比べF1のエリアでは切削量が大きくなるので工具にかかる負荷が大きくなります。そのため、F2~F3の送り速度の設定のままF1エリアで切削を行えば工具破損のリスクが高まります。故に、F1のエリアでは送り速度を40%程落として切削加工を行います。
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