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SANKO GOSEI

成形技術:薄肉成形

更新日:2022年12月21日

我々が量産する樹脂成形品の肉厚は1.5mm~2.5mmの肉厚のものが多いです。

というのは成形性、不良率、成形品の剛性感などを考慮するとそのくらいの肉厚の方が都合が良いためです。

肉厚が薄い(1.0mm以下)は成形するために高い射出圧にする必要があり、成形機にも、金型にも負荷がかかります。また、ショートショットなどの成形不良も発生しやすくなります。

一方で、肉厚が厚い(3.0mm以上)は樹脂成形品内部が冷えづらく、ソリ変形やキャビ取られの不良の原因になるだけでなく、成形サイクルが伸びてしまい、生産性が落ちます。

世間では、樹脂の使用量削減や軽量化などの観点から薄肉製品が増えてきている実感があります。一般的な肉厚よりも更にシビアな条件設定となるので、可能であれば一般肉厚で成形したいのが成形屋の本音となります・・・

↑のような0.5mmにも満たない薄肉成形品を成形する際にはモーターバルブゲートを使用して樹脂の流速や開閉タイミングを絶妙にコントロールし、物取りを行います。


➡モーターバルブゲート・・・こちら

➡ホットランナー作成支援ソフト・・・こちら

➡射出圧縮による薄肉成形の実現・・・こちら

➡ヒート&クールについて・・・こちら

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