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用語解説:射出成形における「金型」とは

更新日:2月27日

射出成形における金型とは

プラスチック製品を形成するために使用される金型のことを指します。

プラスチック成形金型は、以下の主な特徴を持ちます:

  1. 射出成形金型(インジェクションモールド): 射出成形金型は、溶融したプラスチックを高圧で金型内に射出し、冷却して形成する射出成形プロセスに使用されます。金型内には、製品の形状と寸法に応じた空洞(キャビティ)があり、溶融プラスチックが注入されます。射出成形金型は、プラスチック製品の大量生産に適しており、一貫性のある品質を実現することができます。

  2. 圧縮成形金型(コンプレッションモールド): 圧縮成形金型は、プラスチックの粉末やシート状の材料を金型内に配置し、加熱・加圧して形状を固める圧縮成形プロセスに使用されます。圧縮成形金型は、大型・厚板の製品や特殊な形状の製品の製造に適しています。また、低圧の成形プロセスであるため、複雑な形状や内部構造を持つ製品も作成することができます。

  3. 金型の設計と製造: プラスチック成形金型の設計と製造は、製品の要件やプラスチック成形プロセスに基づいて行われます。金型は耐久性が求められるため、高品質な金属(通常は鋼)で作られます。金型の設計には、キャビティやランナー(プラスチックの供給路)、エジェクタ(製品の取り出し部)、冷却システムなどが含まれます。

身近なもので例えるとたい焼きを作るときに使う金属製の枠のことを金型と呼んでいます。

射出成形で使う金型をたい焼き機で例えた画像

プラスチック成形金型は、製品の形状や寸法の正確性、表面品質、生産性に大きな影響を与えます。金型の適切な管理とメンテナンスは重要であり、寿命を延ばし、製品の品質と生産性を確保するために行われます。



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