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金型内打ち抜き成形技術①

更新日:2022年12月21日

ウエルドラインの発生は事前の流動解析により発生場所を予測することが出来ます。

しかし、製品形状や樹脂の流れ方によりウエルドラインが出てほしくない個所に

出てしまうケースもあります。

ウエルドラインは目立たなくさせることは出来ますが、完全に消すことは出来ません。

弊社ではウエルドラインを完全に消す苦肉の策として

金型内で樹脂の成形と打ち抜きを同時に実施することでウエルドレスで穴を有する成形を実現しました。


・型内打ち抜きの機構

      ①タブごと成形する(タブは肉厚を薄くして打ち抜きやすくする)

      ②スリーブピンを前進させ、製品とタブを分離させます

         ③センターピンで分離されたタブを突き出す

以上が打ち抜きの機構になります。

この場合、②のスリーブピンを前進させ、タブを分離させるタイミングが重要となります。

・タイミングが早い場合

 樹脂が打ち抜きピンを回り込んでしまうために、穴形状とともにウエルドが発生する

・タイミングが遅い場合

 樹脂が冷却→固化しうち抜けなくなる。


弊社では条件管理表を作成し打ち抜き不良の撲滅を徹底しました。


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