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金型加工における3つの加工工程

金型を切削加工する際には主に3つの工程に分けて行います。

①荒取り加工

 製品形状を大まかに削り出す工程です。

 高速で加工を行うので表面は段差があり、ガサガサしています。

 工具は丸駒ラジアスが使われます。


②中仕上げ加工

 荒取り加工で発生した段差を削り落とします。

 工具はラジアスエンドミルや場合によって丸駒ラジアスも使われます。


③仕上げ加工

 加工表面が綺麗になるように仕上げの加工となります。

 工具はボールエンドミルを主に使用します。

上記の作業工程の割合はこのようになります

切削量自体は仕上げ工程が最も少ないですが、最も作業時間がかかる加工工程になります。

これは、表面を綺麗に加工するために切削条件を遅くしているためです。

仕上げに使うボールエンドミルは無理に加工速度を上げると刃が欠けたりするので交換すると余計に加工時間がかかってしまいます。


加工効率を上げる(加工時間を短縮する)には、最初に行う荒取り工程で如何に仕上げに近い加工が出来るか、がポイントといえます。(段差が少ない、加工表面が綺麗など)

また、仕上げ加工でも加工手順を改善することで切削時間を短縮することも可能といえます。


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