top of page

離型抵抗による突出し不良③

更新日:2022年12月21日

金型の表面粗さが離型抵抗にどのくらい影響を与えるのか?

実際の金型へ内圧センサを設置して測定を行いました。

3パターンの金型表面処理にて比較を行いました。

磨き仕上げは最も表面粗さが小さいので、凹凸が最も小さいということになります。

金型表面の凹凸を小さくすることで離型抵抗を小さくできるのであれば、磨き仕上げの金型が最も離型抵抗が小さくなると予想されますが

実際の離型抵抗値は手磨き仕上げが最も高く、イエプコ処理が最も小さいという結果になりました。実は、表面粗さは小さくなるほど樹脂と金型と凝着力が高くなるという文献があり、表面粗さは大きすぎても小さすぎてもダメであることが分かりました。

切削加工も金型の大きさや材質によって加工表面の粗さが変わってしまうので、安定して表面粗さを構築できるイエプコ処理が量産性を考慮するとベストと言えるかと思います。


➡離型抵抗とは?・・・こちらから

➡イエプコ処理について・・・こちら

量産金型への適用例・・・こちら

➡ホットランナーバルブゲートについて・・・こちら





閲覧数:226回0件のコメント

Comments

Rated 0 out of 5 stars.
No ratings yet

Add a rating

プラスチックに関するお悩みは
解決しましたか?

トップページから目的の
コンテンツを探すことができます

23989485.png

★月間アクセスランキング★

bottom of page